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「ママのところに生まれてこなければ良かった!」と言われた話

人生の勉強
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こんにちは!くおです。

 

今回のタイトル、5歳の長男が言った言葉です。

  

ハテナねこ
ハテナねこ

ものすごい事件があったの?
ママからものすごく怒られたのかな…?

いえ、全く違います。w

 

理由は、
ママが公園に行く準備を早くしなかったから。

  

長男の言葉を聞いて、
私は「傷ついた」と泣いてみました。

 

怒ることもできたのですが、泣いてみました。

なぜ「怒る」のではなく「泣く」選択をしたのか?

長男の反応は…?

 

その時の状況と共に書いていきます。

   

子どもの「やりたいこと」と親の「やらなければならないこと」

  

我が家には、6歳の長男、3歳のムスメ、2歳の次男の3兄弟がいます。

3兄弟の「外で遊びたいー!」という声が聞こえたのは土曜日の朝8時。

天気は曇り。

 

旦那が夜勤でまだ仕事中のため

朝からワンオペ育児。

 

休日で遅く起きた我が家は

8時時点で全く家事が終わっていなかったので

 

「公園はちょっと待ってて」

「やることが終わってからね」

という返事の連続。

 

(この吹き出しは読まなくて大丈夫ですw ↓)

  

くお
くお

今日は土曜日だ!いつもの洗濯にプラスして3人分の保育園の布団干して、保育園で使うシーツもパジャマコップ入れも…それから自分達のお布団も整えて、部屋掃除して…朝ご飯の食べ残しも片付けて食器も洗って…夜勤明けで帰って来る旦那のご飯も準備しなくちゃ!ああ、自分の支度も…


 

責められるママ

くお
くお

あと少しで家事終わり…あ!子どもたちはおやつの時間!おやつを出して…おやつ食べ終わったら公園に行けるように、水筒とタオルと次男のオムツの準備も…

  

その時、長男は怒り心頭。

「ママ!準備が遅すぎる!」と

激おこぷんぷん丸。

  

散々、ママを罵倒していたかと思うと

例の言葉を言い放ちました。

 

「ママのところに生まれて来なければ良かったわ!」

   

「マジで爆発5秒前」の私と冷静な私

  

自分が言った言葉の重大さが分かっていない長男は

その後も罵詈雑言をママに浴びせ続けます。

 

さすがに私も

 

くお
くお

はーーーーぁぁぁ!?

もう一回言ぅてみぃ!!!

と叫び出しそうでしたが、

  

心の中のもう一人の私が

「ちょっと待って、、、」と怒った私を

冷静に制止しました。

 

冷静くお
冷静くお

長男はママに言うことを聞かせたくて罵倒している。

おそらく本心ではない。

くお
くお

うん…でも…

酷いこと言うたな、言ったよな。

それは事実。

 

冷静くお
冷静くお

そうだね。

これは、怒るより悲しんだ方がいいかもしれない。

今後も同じように大切な人を傷付けないようにするためにも…。

相手がどういう気持ちになるのか、

冷静に考えてもらうために。

そのために、まずは

ママが頭を冷やさないと…ね?

 

くお
くお

…一理ある。頭冷やすわ。(深呼吸)

よーし…この後どうする!?

 

私は冷静な私と心の中で作戦を立てました。

長男に「気付いてもらう」ための作戦
  • 目的 :長男が大切な人を傷付け続ける人生を送らないように
  • 戦略 :長男の「心」に訴えかけてみる
  • 手段 :自分の言ったことで相手の「心」がどうなっているかを感じてもらうため、泣いてみる

 

演技上手なママは、

今日も家族のために演じます!w

 

ポロポロ泣く姿を見た長男は、、、

 

早速、(色々嫌なことを思い出して)ポロポロ泣いてみました。

  

頭の中で二人の私が色々作戦を考えていたので

長男が酷いことを散々言ってから時差があり

 

長男は「・・・!?ママ、どうしたん?」と

戸惑っていましたが

私は気にせず泣きました。

 

「長男が…『ママのところに生まれて来なければ良かった』って…言ったのが悲しかった…

  

長男は何か気まずそうな顔になっていましたが

しばらくして「ママごめん」と謝って来ました。

私は言いました。

  

「ママは長男に怒ってないよ。許すとか許さないじゃない。
ただ、悲しいんだよ。言ったことは取り消せない。ずっと相手の心に残るんだよ」

  

戸惑う様子の長男…

長男が複雑そうな表情を見せました。

  

さて、長男にちょっと時間を与えよう。。。

 

私は洗濯物を干し始めました。

そこに夜勤明けの旦那が帰って来て・・・

  

長男は2回ほど小さい声で

『ママ…ごめんなさい…』と言いました。

長男の様子に気付き、私に声をかける旦那。

  

私は旦那へ、
長男にこんなことを言われて悲しいんだ、とだけ伝えました。

   

旦那は長男のところへ行き……

  

旦那 「ちょっと2人で話そっか。どうした?ママと何かあった?パパは何があったか分からないから教えて?」

長男 「…ママに聞いて…」

旦那 「パパは長男から聞きたいな」

   

しばらくの間、2人で何やら話していました。

その間、私の心は旦那への絶賛の嵐。

 

くお
くお

へぇ…旦那の対応すごいなぁ。

「そんなこと言ったんか!」って長男を責める人もいると思うけど、

旦那はそうじゃなかった。

自分はあくまで「中立の立場」だと認識してくれているんだな。

さすが…!信頼できるなぁ。

  

10分後、パパとの話が終わって

長男が私のところへー…

  

長男 「ママ、ごめんね……」

私  「うん……。。。」

  

しばらく沈黙の後、私は長男に3つのことを伝えました。

   

長男に伝えた3つのこと
  1. 長男がママに「言うことを聞いて欲しい」という気持ちで、
    つい口にしてしまった言葉だと理解していること
     
  2. 長男が言った言葉で、ママはただただ傷付いたこと
      
  3. 結果、ママは長男の言うことを聞かなかった。聞く気もなくなった。
    相手を高圧的に脅したり、嫌なことをして相手に動いてもらおうとするのは、
    意味が無いこと、悲しいこと

   

くお
くお

言いながら、自分に特大ブーメラン

普段の行動を反省しました…

  

伝え方はもっと簡単に、ソフトに言いましたが

長男に響いたようで…

   

その後、長男の行動は明らかに変わりました

  

妹や弟やパパ、もちろん私にも

「言うことを聞いて欲しいがため」に

高圧的な態度や言動がグッと少なくなりました。

   

自分の言ったことは取り消せない

 

誰だって、つい口に出してしまって相手を傷付けてしまうことはあります。

子供のうちは尚更。

   

言いたいことをグッと飲み込むのは、

まだまだ難しいし

これから人間関係を築く中で習得できることの1つだと思います。

   

何より、大人である私が出来ていないんだから…

  

振り返ってみると、

自分の要望を伝える時、

結構怒ってばかりだったかも…

  

「長男!次男が嫌がってる!やめてあげて!」

「長男!娘ちゃんが先に遊び始めたんだから「後で貸して」って言ったら!?」

「長男!あれして!これして!」「こら!長男!!、、、」「長男!それは違うよね!、、、」

  

…私って結構長男に対して高圧的な態度取ってないか、、、?

長男もママの高圧的な態度で、悲しい気持ちになっただろうな。

嫌だっただろうな。心で泣いていたのかもしれない。

 

「長男!次男が嫌がってる!やめてあげて!」

長男の心の中(俺だって嫌な気持ちだったのに…

  

「長男!娘ちゃんが先に遊び始めたんだから「後で貸して」って言ったら!?」

長男の心の中(本当は俺の方が先に遊んでたのに…

  

「長男!あれして!これして!」「こら!長男!!、、、」「長男!それは違うよね!、、、」

長男の心の中(ママは俺が嫌いなんかな…?

 

長男 「俺はいつも怒られる…

  

私  (…!…あー…私、また繰り返してる…。成長してない。)

  

そして子どもに、そのことを教えてもらう…

教えてもらうのは、いつだって私の方だ。

 

余裕がない自分に対して

反省と後悔、、、

 

親の背中を見て育つ子どもたち

 

保育園でも思い通りにならなかったら

高圧的な態度で友達を脅して遊んでいるのかもしれない・・・

と考えましたが保育園の先生に聞くと、どうやら違うようで。

 

なんと、我慢していることの方が多いようです

  

くお
くお

そうなんだ…家での高圧的な態度は、

我慢していない状態だからこそ、なのかな。

 

でも、言っていいこと、悪いことはあります。

家族だからって傷つけていい事にはなりません。

   

もし、大きくなった息子が、

相手に言うことを聞かせようと

高圧的な態度をとって

  

相手を脅していたとしたら・・・

大切な人を傷付けることを当たり前にしていたら…

 

それは、とても悲しいから。

  

もし、今教えてあげられるなら

なんとか教えてあげたい。

その方法は違うんだよって。

 

そして自分も改めたい…!

本当に何度学んでも余裕なくなる自分を何とかしたい…!

  

そしてそして、今回のことで改めて

子供は親の背中を見て育つんだなって思いました。

  

高圧的な態度をしたら、それを見た子は

当たり前のように高圧的な態度を取る。

 

逆に、子どもの言うことを一つ一つ受け取って大切にして

その上で、こちらの言いたいことを噛んで含めるように伝えると

同じようなことがあった時に、私と同じように相手に伝えようとする。

  

子どもってすごいわぁ。。。

今回、注意したこと自体が

自分の言動を反省するきっかけになりました。

 

まとめ〜大切な人を傷付けないために、今できること〜

  

相手をコントロールすることは無意味だということ

それに関しては勉強済み。

  

勉強内容はこの記事をご覧ください!前後編あります。

 

子供が「怒ること」自体は否定しない。

自分が子供に対してそういう感情を持つことも否定しない。

ただ、「怒り方」に注意したい

 

「怒りのその奥」の感情を見つめて

自分の本当に伝えたい感情や想いを、冷静に伝えられる人になりたいと

心から思います。

 

そして「伝え方」も大事にしていきたい

子供に「押し付ける」のではなく

まずはしっかり言葉で「説明して」

日々の生活から「感じて」「学んで」もらえるような

そんな行動ができるようになりたいと思います。

  

家族で一緒に

賢く考えながら生きる人生を歩みたい。

「どうしたらコレを伝えられるだろう?」っと実験中の毎日です。

 

大好きな家族のために自分が出来ること。

「今」という時間を大切にすること。

子どもの人生を大切にすることを考えて行動すること。 

そんな行動をどんどん増やしていきたいです。

  

それでは、ばいにゃん!

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