こんにちは!くおです。
今日は10か月になった次男坊が寝ている間に、
NETFLIX(ネットフリックス)にて
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
という映画を観ました。
普段は洋画なんて観ませんが、旦那が観ていたので一緒に^^
今日はその感想について書いていきます。
- チャンスのつかみ方が分からない…
- 周囲の言うことに振り回される…
- 自分の人生って浅い気がする…
こんな風に感じている人を
奮い立たせられる映画ではないかと思います。
また、子育ての勉強に置き換えた感想もお伝えします。
この映画は、子育て中の自分にとって何が得られるかな?
ワクワク!
映画を見たことある人も、
ない人も、
ネタバレしてますがぜひ最後までお付き合い下さい。
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』とは?
映画の解説の前に…
あなたは、「リーマン・ショック」という言葉をご存じでしょうか。
2008年9月15日、世界規模で金融のピンチが発生しました。
ピンチに陥った理由は、
アメリカ合衆国のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスという
投資銀行の経営破綻が背景にあります。
なぜ経営が破綻したのか?
この答えは
経済界・金融界の闇にある、とのこと。
この映画は、
その経済の嘘を見破り、その嘘がどのように人を騙すのかを目撃した
4人の個性的な業界アウトサイダーと変人の話。
映画を観ると全然変人じゃなかったです。
ただの天才でした。
専門用語が多いので
正直、用語のみを見ると「???」という感じです。
でも私はとりあえず最後まで観ました。
2015年の映画なんですね。なかなか面白かった!
細かい概要は、ウィキペディアさんお願いします!
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(マネー・ショート かれいなるだいぎゃくてん、原題: The Big Short)は、2015年にアメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はアダム・マッケイ、主演はクリスチャン・ベールが務める。本作はマイケル・ルイスのノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』(2010年刊行)を原作としている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノンフィクション!
そしてウィキペディアさんって何でも情報あってすごいっ!
概要
2004年から2006年にかけて、アメリカ合衆国では住宅価格が上昇し、住宅ローンの債権が高利回りの金融商品として脚光を浴びていた。多くの投資家たちがそうした金融商品を買いあさる中で、いち早くバブル崩壊の兆しを読み取った投資家もいた。本作はそんな彼らがどのようにしてサブプライム住宅ローン危機の中で巨額の利益を上げたのかを描き出す。原題「The Big Short」の「ショート」は空売りのこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この映画が実話というのは大変興味深いです。
印象に残った言葉
ベン「俺たちが勝てば、国民は家や仕事や老後資金を失う」
一生に一度の大儲けできる取引をして、
大金持ちになる!という気持ちを抑えきれないチャーリーとリチャード。
小躍りして喜ぶ2人に
ベン(ブラット・ピット)は言います。
よせ、やめろ。何をしたか分かっているのか?
俺たちが勝てば―――国民は家や仕事や老後資金を失う。年金もだ。人が数字化されている。
失業率が1%上昇すれば、4万人が死ぬんだぞ。知ってたか!2度と踊るな!
NETFLIX 映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」字幕・日本語音声より引用
「俺たちが勝てばーーー」が意味するもの
ここでいう「勝ち」は経済の崩壊を意味します。
この「勝ち」はただの勝利じゃない。
その裏でたくさんの
嘆き、悲しみ、苦しむ人が出てきてしまう。
私の解釈はこちら。
「目先の利益」に囚われるな。
その利益の裏を考えずにただ喜ぶ人間になるな。
なるほど、とても重みがある言葉でした。
例えば、「子供がいる家庭に、これだけいいことをします」と政府が言う。
私たち子持ち家庭はありがたくその恩恵を受ける(目先の利益)。
でもその裏には、恩恵に与れない人がいたり、
その政策に対して負担を担ってくれている人たちがいる。
その負担をするのは未来の子供達かもしれないし、自分たちかもしれない。
それを忘れちゃダメ。
マイケル「人は価値判断をするとき、専門家に委ねたがる」
それから、もう一つ。
マイケル(クリスチャン・ベール)の言葉です。
人は―――価値判断をするとき、その分野のプロ(専門家)に委ねたがるが
彼ら(投資家たち)が選んだのは、事実や調査結果とは無縁の人間たちだった。
彼ら(その専門家)が選ばれたのは、堂々としていて親しみやすいからだ。
NETFLIX 映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」字幕・日本語音声より引用
これは心に刻みたい言葉です。
私たちは何か判断する時、
その分野のプロに聞きたくなります。
へぇ。そうなんだ。プロが言ってるなら間違いないね。
そう思いながら聞いたりしていませんか。
言葉巧みに親しみやすい相手なら、特に。
私は新婚ほやほやの時、
生命保険など詳しいことを何も知らず
ただファイナンシャルプランナーさんに
「これがオススメですよ!」と言われたものを善しとして
言われたままに入っていました。
でもこれって怖いこと。
後で分かったのですが、
本当に必要なものではなかったのです。
必要なかったと気付いたのは、
自分たちで「本当に必要なお金を計算した」からです。
お金に関する知識と、実際の計算結果。
これこそが味方。
不必要な保険は全て解約しました!
プロを頼るのは悪いことではないですが、
そのプロ、本物??
見極められるようになりたいです。
本質を見る、という点では重要なことですよね。
「本物のプロを見分ける」って。
と言ってもなぁ。正直、
無礼なプロより
礼儀正しいアマチュアの方が印象いいですもんね(笑)
本物のプロになった時、選ばれるプロになるために
「礼儀正しさ」や「親しみやすさ」とかを学ぶといいのかも。
子供たちには「礼儀正しさ」とか「人との接し方」について
きちんと勉強して身につけた方がお得だよって
教えてあげよう。
お金を稼ぐための指南書になる?
正直、私は素人すぎて
指南書になるのかどうかの判断がつきません(笑)
しかし、
先見の明を養いたい、
チャンスを掴みたい人にとって、
先人の考えを勉強する導入としては非常によいかもしれません。
以下は参考になるのではないでしょうか。
チャンスを見逃さない
主人公たちは、
「チャンスだ!」と思ったら逃さない
行動力、考え方、忍耐力がありました。
チャンスのつかみ方はそれぞれ。
マイケルは「数字的な根拠を読み解いた」
ジャレドは「マイケルのことを高く評価していて、彼の動向に注目していた」
マークは「ジャレドの提案を聞き、確実かどうかの調査を実施した」
ベンは「若い2人のトレーダーからの話を無下にせず、事実かどうかを計算して導き出した」
中でも私はマーク(スティーブ・カレル)の
考え方、行動力がカッコいいと思いました。
ジャレド(ライアン・ゴズリング)から、
「うまい話」を聞かされてマークの仲間たちは警戒します。
しかし、マークは
「本当だったらすごいことだぞ」と仲間とともに
きちんと市場を調べ、
実際に利用している人から話を聞き
確実に情報収集しながら
「この考えは正しい」と確信していきます。
誰かの持ってきた
「うまい話」を鵜呑みにするのではなく、
自分で裏付けを取りながら確信に変える姿は
ぜひ実践していきたい姿です。
何かあった時、自分の解釈で「これ」って決めつける前に
それの事実を確認する親でありたい。
子供たちに
「忍耐力」とか「行動力」とか「考え方」とか
身につけて欲しい。その前に、
まずは自分が教えられる親になるために、
やっぱり日々学ばなくちゃな・・・。
馬鹿にされてもけなされても自身を信じた
主人公たちは
自分が信じた道をただひたすら確信して待ちました。
周りは「ありえない」とあきれたり、
去って行ったり、
文句を言ったり。
誹謗中傷を受けても、
それでも自分たちが正しいと確信し、待ちました。
周囲が馬鹿にしても
自分だけは子供を信じる親でありたい。
子供たちにも
自分を信じる力を持ってほしい。
自分自身と闘っていた
「経済が崩壊する」という確信が、
途中で葛藤に変わる描写があります。
でも、彼らは「その時」を待ちます。
待つしかありませんでした。
その後「その時」が来て、
莫大なお金を手にします。
普通なら飛んで喜ぶ!
映画の終わり。
メンバーたちの生活・行動は
「文字を読むだけ」の映像になっています。
この演出には鳥肌が立ちました!
文字のみだからこそ、想像力が掻き立てられます!
「文字のみ」で語られるその後・・・
豪邸を立てるとか、高級車を乗り回すとか、
そんな「華麗な」生活ではありませんでした。
マイケルは
自身のファンドを閉鎖しました。
489%という莫大な利益をあげた後に。
彼は政府に連絡を取り、
金融崩壊の兆候になぜ気づいたかを教えようとしました。
でも返事はなく、
4回も監査にあい、FBIにまで尋問されたそうです。
たくさんの葛藤があったからこそ、
こういう行動をとったのではないかと感じました。
ほかのメンバーも然り。
自問自答して、
悩みぬいて、
考え抜いてる時ってめちゃくちゃ苦しい。
けど、
その後の行動につなげられる、
必要な工程なんだよね。
私はよく「考えすぎ」って言われるけど
大切な工程なんだ、きっと。
まとめ
お金を得る勉強ってより、
自分の行動をよりよくするための
ヒントがたくさんありました。
- チャンスを逃さない力
- 数字にする、計算してみる
- 市場を調査する
- とにかく情報収集
- 周囲に惑わされない力
- 非難されても、信念をつらぬく姿勢
- 自分と闘う、葛藤する
- 自分の行動や考え方を変える
- 考えたことが「結果」を出した後の行動につながる
- 葛藤することで自分の人生を深くする
非常に有意義な映画時間でした。
旦那や、よく寝てくれてた次男に感謝です。
「もっと学ぼう!」という気力にも繋がりました。
やっぱり勉強するって大事!
そして楽しい!
今後も色んなものからどんどん学んで、
自分の行動につなげて行こうと思います!
その姿勢が子供たちの成長に直結するかもしれません。
ご興味があれば、ぜひ観てみて下さいね!
では、ばいにゃん♪
コメント